1人も友達がいない25歳が考える本当の孤独

ペンネーム:5兆円欲しい さん(20代 男性 会社員)

 

この話をすると、よく驚かれるのだが、僕は友達がいない。少ないのではなく、本当にいないのだ。別に引きこもっていたとか、そこまで重たい話ではない。

 

小学生・中学生・高校生・大学時代は、学校で話す人もいたし、友達(少なくとも僕はそう思っていた人たち)もいた。

 

しかし、社会人になるにつれ関係が疎遠になり、飲みの誘いも仕事が忙しくて断っていたらいつの間にか、友達と呼べる人が1人もいなくなっていた。誕生日を迎えたとしても、LINEの通知は企業のLINEアカウントからしか届かなくなっていた。

 

しかし、僕はそれを孤独だと感じたことがない。会社に来れば話す人はいるし、SNSの世界には顔も見たことのない人たちと気軽に交流することができる。

 

「では、本当の孤独とはなんだろうか」と、コロナ禍のあるニュースをみて考えた。

 

前日まで元気だった人や、有名人が命を断ったという。もちろん本人にしか、本人の気持ちはわからないのだが、彼等は皆孤独だったように思う。

 

「有名だから」「イケメンだから」「ファンがたくさんいるから」

 

そんなことは本人からすると、極論関係がないのかもしれない。

自分の全てを話せる相手、認めてくれる相手が必要だったのかもしれない。

 

でも、友達が1人もいない僕にしてみればそれは贅沢な悩みのようにも思う。

 

誰も聞いてくれない、認めてくれないがデフォなので

その辛さや苦痛に向き合うこともない。

 

目の前の自分にとって都合が悪い事実からは目を背けてしまえばいいのだ。それでいいのだ。自分を深く追い込んで、立ち直れないぐらいなら真面目に向き合うこともない。

 

でも、みんな真面目すぎるんだと思う。もっと適当でもいいのにね。

 

1人も友達がいない25歳の僕が考えるに、本当の孤独なんてものは存在しないから。嫌でも誰かに支えられて生きていくのだから。この世の中じゃ1人になりたくても、どうしたってなれない。

 

孤独を孤独たらしめているのは本人の意志でしかない。

捉え方を変えれば、支えてくれる良き理解者はすぐ近くにいるかもしれない。

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